タイトル通り、専業主婦だった著者のナスダッ子さんが、米国株の長期投資で資産を大きく増やしていった話です。
著者は30年ほど専業主婦をされていて、その間に投資信託や金の積立などを少しずつ続け、30年で約2000万円が約6000万円に。
帯で56歳・未経験とありますが、それは個別株が未経験ということで、その資金6000万円を元手に、2017年頃に米国個別株投資を始め、約8年間で資産を約4.1億円まで増やした、という内容でした。
投資スタイルは、かなりシンプルに言えば、
「米国成長株への長期・集中投資」です。
NVIDIA、Amazon、インテュイティブサージカルなど、成長企業に腰を据えて投資しており、特にNVIDIAへの集中投資が資産増加の大きな要因だったようです。
ポートフォリオの3割程度だったNVIDIAが、一時はポートフォリオの85%近くまで膨らみ、その過程で資産が2億円台から4億円台へ増えたとのこと。
すごいですね。
目次 非表示
投資スタイルの特徴
かなりのハイテク好き
印象的だったのは、著者がもともとハイテク好きだったことです。
30年ほど前に、ゲームを快適に楽しむためにNVIDIAのGeForceをわざわざ購入していた、というエピソードもあり、単に「流行っているからNVIDIAを買った」のではなく、かなり昔からテクノロジーに関心があった方なのだと感じました。
「長期でどっしり構えるスタイル」
時間をかければ増えていく一方で、「入れた額より一度は絶対に減ります。絶対に」それも3割程度は一度は減る前提でいましょう、という姿勢。そこから長期を見据えて伸ばしていく姿勢は大事だと思いました。
マイクロソフト株は現金代わり
株を、待機現金代わりに置いておく場所、としているのには驚いた。キャッシュで機会損失するのをさけるため
ワクワク・応援
最も大事なのは「自分がワクワクできる銘柄を買う」であったり「応援」する気持ちが、下落時にも信じ抜く力につながるなど、自分が後悔しないかどうかを重視しているように感じました。
自分に合う方法を見つけること
一方で、僕自身はこの投資法をそのまま真似できるタイプではないな、とも感じました。
著者自身、
自分にとってだけ「再現性のある」やり方
を見つけられたことは勝因だったように書いています。
これをそのまま読者の方にお勧めはしません。私の性格と皆さんの性格は違うからです。
とも書いいるとおり、僕自身は「違う」タイプだと感じました。
この本の投資法は、単なる米国株長期投資というより、
- ハイテクへの強い関心
- 好きなものに対する執着
- 下落しても信じ抜く度胸
- 大きく集中できる胆力
- 長期間待てる粘り強さ
こういう著者の個性とかなり結びついた投資法に見えました。
なので、【万人向けの再現性】というよりは、
【自分にとって再現性のある投資法を見つけた人の体験記】
として読むのが良さそうです。
おすすめの人
個人的には、YouTubeで動画でがっつり紹介するほど自分に刺さった本ではありませんでしたが、ハマる人にはかなりハマる本だと思います。
最近でいうと、中島聡さんの本とかにハマったタイプの人ならハマるかもしれない、と思いました。あとは、米国ハイテク株が好きな方、NVIDIAのような成長企業を長期で持つ投資に興味がある方には、面白く読めるかもしれません。
逆に、分散投資やインデックス投資を中心に考えている方、再現性の高い投資法を学びたい方にとっては、少し合う・合わないが分かれそうです。
とはいえ
「自分が本当に信じられる企業に投資する」
「下落を前提に、長期で待つ」
「投資法は性格に合っていないと続かない」
このあたりのメッセージは、個人投資家にとってかなり大事だと思いました。気になった方は読んでみてください。
【専業主婦、株式投資で4億円。】ナスダッ子 (著) ,フォレスト出版
