2022年は米国中間選挙の年です。
バイデン政権ももう、2年目だったんですね。。。
あのトランプ氏と争ったのは2020年ですか。もう1年以上経つ。時間が経つのは早いですね。
Time flies!
あ、ちょっとルー大柴が出てしまいましたね。。。
Time fliesとは、「光陰矢のごとし」という意味です。時間が飛ぶように過ぎていく、ということですね。
さて、そんな話はさておき、今日は米国大統領選挙と、景気サイクルの関係性についての話をご紹介します。
アノマリー投資という非常に有名な本から引用していきます。
そもそもアノマリーとは何か。
理論では説明できない、経験的に観測できる市場の規則性と言われています。
五月は相場が下がるという「セル・イン・メイ」とかもアノマリーの一種ですね。
大統領選挙と景気の関係性
本書では、大統領選挙の4年の周期は、景気に大きな影響を及ぼしていると言われます。
これまでの歴史を振り返ると、戦争、不況、弱気相場の多くは、大統領の任期の前半に起きるか始まっており、繁栄の時期や強気相場の多くは、任期の後半に起こっているいいます。
- 第1次世界大戦(1971年)
- 第2次世界大戦(1941年)
- ベトナム戦争の始まり(1965年)
- 世界恐慌(1929年)
- 9.11テロ(2001年)
これらは全て任期の前半どころか、選挙の翌年に起こっています。
そんなの偶然だと思う人もいるかもしれませんが、ある程度、説得力もあると思います。
任期の後半、大統領選挙の前年にもなってくると、再選するために、景気刺激策を取ります。選挙の時に市民の経済状況が悪ければ、再選できなくなりますからね。
しかし、景気し刺激策ばかりもやれませんので、国民から嫌われそうな政策は、選挙から遠い時期、任期の前半にしておかなければならないのです。
これは、選挙前の景気策の「ツケを払う」時期とされ、「大統領選挙の翌年症候群」と名付けられています。
しかし悪いことばかりでもありません。
中間選挙の年は、底値拾いの絶好な機会と書かれています。中間選挙の年とは、、、そう、今、2022年です。
統計的には、1961年以降、弱気相場が16回発生しており、そのうち9回は、中間選挙の年に底入れをしたそうです。その次は選挙前年ですので、政府は景気刺激しようとするでしょう。そうすれば、この年は仕込み時と考えられます。
まとめ
もちろん任期のサイクルで全てが決まるわけではありません。アノマリーの定義通り、「理論では説明できない」ことです。
しかし、株式市場がある程度「人々の期待感」で動く以上、「選挙前は上がる」という認識を持つ参加者がいる、ということは知っておかなければならないと思います。