『年間配当2000万円! 超節約と優待株で8億円を貯めた御発注の「コジ活」投資法』

年間配当2000万円超・資産8億円の秘密に迫る!小活投資法の全貌とは?

今回は、宝島社から出版された『年間配当2000万円超 節約と優待株で8億円を貯めた小活投資法』をご紹介します。著者は“ご発注”こと御発注さん。驚くべきことに、現在の資産は8.5億円、年間の配当収入は2000万円超という、まさに“配当生活の達人”です。本書は、彼がどのようにして資産を築き上げたのかを、節約術・優待活用・投資戦略という三本柱で解説しており、漫画も交えて分かりやすく構成されています。

小活投資法とは?極限まで合理化された節約術

「小活(こかつ)」とは、著者独自の造語で「物乞い活動」を略したもの。やや過激な印象を受ける名称ですが、意味としては“支出を最小限に抑えつつ、最大限の利益を得る”という極めて合理的な生活・投資戦略です。たとえば、家電を量販店で買わず、知人から譲り受ける、交通費を浮かすために徒歩移動を徹底する、外食時には株主優待やクーポンを駆使するなど、生活全体に節約の思想が浸透しています。

もちろん、すべてを真似するのは難しいかもしれませんが、自分の生活に取り入れられる範囲を見つけることで、無理なく入金力を高めるヒントになるはずです。重要なのは、ただケチケチするのではなく、“戦略的に”節約を行う点にあります。

手取り400万円の8割を投資に!驚異の資産形成術

ご発注さんの投資歴は2002年から始まりました。特筆すべきは、当初から手取り年収約400万円のうち、実に8割を投資に回していたという点です。そのストイックさには驚かされます。2006年に資産2000万円を突破するも、リーマンショックなどで大きく資産を減らす経験も。しかし、割安株を見極めて地道に再起を図り、2013年には資産1億円を突破しました。

ここで注目すべきは、投資額が約3478万円で、1億円まで増やしたという事実。年平均リターンは約14.87%という非常に高いパフォーマンスを誇ります。これは、節約によって生み出された強力な入金力と、的確な銘柄選定・売買戦略の賜物です。

ご発注の名前の由来とその意味

著者名「御発注」はユニークですが、その由来は自身の苦い失敗体験から来ています。株主優待を目的に5株だけ買うつもりが、誤って500株を信用取引で購入してしまい、結果200万円の損失を被ったとのこと。その失敗を忘れないために、あえてペンネームにしたという姿勢には、投資家としての誠実さと覚悟が感じられます。

リスクを恐れない、期待値に基づく投資戦略

一見すると本書の節約・優待重視のスタイルは、ローリスク・ローリターンに思えるかもしれません。しかし実際には、著者は“期待値に基づく意味のある勝負”を重視しています。割安な株を選び、リスクを適切に取ることで、高リターンを狙っているのです。

具体的には、PR(株価収益率)が5倍程度の銘柄を中心に選定し、たとえ一部が値下がりしても、トータルではプラスになるようなポートフォリオを構築。これは“ゾーン”などの投資心理学に通じる考え方であり、確率思考で勝負している点が特徴です。

忙しい人に最適!小判ザメ戦略で銘柄選定を効率化

本書では「大株主作戦」「中小型株ファンド作戦」「SNSパクり作戦」の3つを活用した効率的な銘柄選定法も紹介されています。これを著者は「小判ザメ戦略」と呼び、他者の力を借りて有望銘柄を見つける手法です。

ただし、鵜呑みにせず、自分で精査することが重要。ファンドやSNSの情報は、信頼性やタイミングに注意が必要なため、必ず自分の判断を通すべきだと述べられています。このように、他人の知見を活用しつつ、自立した投資判断を下すバランス感覚が求められるのです。

まとめ:節約×投資で人生を変えるヒントが満載

本書は、ただの節約術本でもなければ、単なる優待株投資の解説書でもありません。極限まで研ぎ澄まされた節約術をベースに、入金力を高め、期待値に基づくリスクテイクによって資産を拡大していくという、非常に実践的かつ哲学的な投資論が詰まっています。

「ここまでは無理」と思っても、自分なりにアレンジして取り入れるだけでも、大きな成果が得られるかもしれません。ぜひ一度、本書を手に取り、御発注さんの“生き方としての投資術”に触れてみてはいかがでしょうか。